【50万語突破】洋書多読の記録

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2020年3月から開始したプレ多読を13ヶ月で終え、その後TOEICの勉強などで中断はしていましたが、今年の8月後半から本格的に洋書の多読を再開しました!

「Small Steps」を読んでめでたく50万語を突破しましたので、本の感想と記録を書いていきます。

 

なお、1冊目の感想はこちら。 

nls-05.hatenablog.com

2冊目:Fuzzy Mud(Louis Sachar著)

YL4.5 文字数33065

1冊目にThere's a Boy in the〜を読んでいたので、また子供の学校生活が中心の話かなと思ったら、新しい伝染病をテーマにしたSFでした。メインの登場人物は3人とも児童なんですけど、全然子供向けとは思えない。大人でも十分に楽しめるというか、大人向けでは?と思うレベルでした。

コロナになってからlockdown、quarantine(隔離)、mutant(突然変異)、epidemicといった単語を知ったのですが、2015年発行のこの本にはそういった単語も使われています。最近出てきた言葉ではなく、英語の中に元々あった(元々よく使われていた)んだなということを再認識しました。

SF味が強いですが、物語の序盤は普通の学校生活から始まります。この著者は本当に子供の心の内面を描くのが上手だなと思います。

3冊目:Holes(Louis  Sachar著)

YL6.5 文字数46938

Fuzzy MudからYLが上がるのでどうかなと思っていましたが、読みでみたらそこまで心配いらなかったです。使用される単語の難しさはFuzzy Mudと変わらないなと思いました。むしろ同じ単語が繰り返し使われていて、一度調べれば覚えやすいかも?ただ先の展開が予想しづらいため、時々混乱して返り読みをしていました。

子供が穴を掘っていく話…というのは聞いていたんですが、まさか奴隷のような労働を強いられたシチュエーションだとは思いませんでした。笑

とにかく最初から謎が多いので、先へ先へとページを捲らせる求心力がすごいですね。後半は伏線回収が進み、息の詰まるような展開が続くのでやはり止まらないです。

序盤では7章が一番難しかったと思います。長いですしね。時代の違う2つのエピソードが同時進行して、地面に穴を掘る細かい描写に見慣れない単語が多かったです。何度か返り読みをしました。逆に言えば、7章さえ乗り切ってしまえばあとはもう面白さに身を任せて読むだけです。十数章あたりから相当面白くなりました。

4冊目:Small Steps(Louis Sachar著)

YL6.4 文字数48441

Holesばっかり有名ですがスピンオフ作品があるんですよね。Holesにも出てきたArmpitが主人公の物語。

本作はアフリカ系アメリカ人であるArmpitや、彼の友達で脳性麻痺の女の子Ginneyなど、マイノリティーや彼らへの差別にも焦点を当てた話です。もう1人主要人物として出てくる歌手のKairaはザ・毒親で、これも印象的でした。

他のルイス・サッカーの本と同様、終盤に向かって色々な登場人物が交錯して、たたみかけるように事件が起こるのが面白かった。ラスト3章がもう衝撃の展開なのですが…ぜひ読んでみてほしいです。

Armpitがサンフランシスコに行く時、地震が起きたらどうしようとめちゃくちゃ心配しているのにクスッときましたw 調べてみると、アメリカも西海岸側はプレートに沿っているので、日本と同じく地震の多い場所だそうです。

総括

50万語突破までに読んだものは以上でした。Louis Sacharばかり読みましたがどれも名作で満足度高いです。

洋書多読の登竜門と言われるHolesが読めたのでちょっぴり自信がつきました。次は同じく有名なWonderを読もうかな〜と思っています。

次回報告するときは100万語を超えたタイミングですね。サクサク読み進めて、2ヶ月以内に超えられたらいいなと思います。もしおすすめの本があれば紹介してください!