【790→915】TOEICに特化しない勉強法でスコアUPした話

2021年8月TOEICにて、TOEIC915点を奪取しました!最後に受けたのは2020年1月で、その時は790点だったので、今回いきなり900点を超えられて本当に嬉しかったです。

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受験前の2ヶ月ほどはTOEICに特化した勉強も行いましたが、1年8ヶ月の間の大部分はTOEIC一切無視の英語学習をしていました。TOEICの勉強をしたからというより、英語力を底上げしたからこそ届いた900点台だったと思っています。

この記事では、私がどのようにして900点突破したのか書いていきたいと思います。

1年8ヶ月間の主な勉強法

1.オンライン英会話

1年8ヶ月の間に、オンライン英会話を数社経験し、500回ほどの英会話レッスンを受けてきました。

スピーキング力で言うとまだまだなのですが、リスニングという意味では、どんなレッスンでも先生の流暢な英語を聞くことができます。ノンネイティブの先生中心に受けていたため、TOEICのようなスピーカーの音声ではありませんが、集中して先生の言っていることを理解しようとするトレーニングの繰り返しがリスニング力の向上に役立ったと思います。

受験直前にTOEIC対策を始めた際、初めて解く公式問題集でもLは数問間違い(あるいはパーフェクト)にとどまっており、自分でも驚きました。

2.プレ多読&ボキャビル

プレ多読として語彙制限本を50冊読み、それと並行して「究極の英単語Vol2-3」を使ったボキャビルを行いました。語彙は8000語程度になっていたと思います。

プレ多読では、返り読みせずすらすらと理解できるレベルの本を何冊も読んだおかげで、wpmが上がり英語を読む体力がつきました。Rで問題を落とす要因としては、使われている単語が分からないか、時間が足りないかの2点が多いと思います。私はプレ多読とボキャビルでこの2点を克服しました。

読む速さを上げることで、LのPart3-4の先読みにも生かせたのが良かったです。多読はLにもRにも効くのでおすすめです。

プレ多読の記録は以下の記事をご覧ください。

nls-05.hatenablog.com

受験直前のTOEIC対策

公式問題集5〜7を繰り返して解きました。1回目は時間の都合でLとRを分けて解くことが多かったですが、もちろん本番と同じ45分・55分で時間を制限して解きました。丸つけの後、なぜ間違えたのか分析をし、分からない単語やイディオムで単語帳を作って毎日回していました。公式問題集以外で取り組んだテキストはありません。結果的に一番無駄がなかったと思います。

TOEIC用の単語集としては、黒フレを使っていました。有名な金フレ・銀フレのもっと難しいバージョンですね。8〜9割は覚えたと思います。

また、肩慣らしとしてネイティブキャンプのTOEIC800教材を使っていました。全部はやらなかったので、30レッスン程度です。

試験直前は特にRに苦手意識を感じていたため、公式問題集のRだけ解くなどして、問題傾向やスピード感に慣れるようにしていました。とにかく、公式問題集がメインのTOEIC対策でした。

TOEICに特化しない勉強をおすすめする理由

以前私がTOEIC610点から790点に上がった時、TOEICに特化した勉強だけを2ヶ月ほど行っていました。この方が効率的なのは間違いないですが、試験後は燃え尽き症候群になってしまい、英語の勉強からは遠ざかりがちで、「目標スコアを超えられたけど、何も残らなかったな」といった思いが強かったです。

これは、TOEICだけに特化した勉強で培った英語力を、他に生かすことが難しいと感じたからなのだと思います。事実、それはそうだと思います。

今回はオンライン英会話でリスニング力を鍛え、多読&ボキャビルで長文を読む体力・スピードを身につけたことで、結果的にそれがTOEICの試験にも寄与し900点を超えることができました。試験が終わった今、以前のような虚しさは感じていません。

オンライン英会話は現在進行形でスピーキング能力が上がっていることを実感しており、今後ますます先生と色々な話を議論できるのが楽しみです。プレ多読は卒業して本格的に多読を開始したのですが、ここまでくるともはや勉強ではなく娯楽。日本語の小説を読むみたいに、夢中になって読書をしています。

TOEICで目標スコアを取ることが最終目的であれば、英会話や多読で遠回りをする必要はありません。しかし、英語力の向上が最終目的であるなら、TOEICに特化した勉強ではなく、楽しみながらLとRの基礎力をつけることをおすすめします。