アルクのスピーキングテスト TSST 受験記録

※2020年12月4日にnoteへ投稿し、その後こちらに移行してきた記事になります。特に書き直しはしていません。

 アルクのスピーキングテスト、TSSTなるものを受験しました。TSSTはTelephone Standard Speaking Testの略だそうです。電話で受験するのでその名の通りですね。つい最近リニューアルして、9段階のレベルだけでなくTOEICのように得点まで出すようになったそうです。

受験した理由

元々オンライン英会話でもフリートークはほとんどして来なかったので、スピーキングテストを受けてもボロボロだろうなと受ける前から思っていました。ただ、これから徐々にダイレクトメゾットではなくより自由な英会話を学びたいと思っていたところなので、今のうちに受験して正確なレベルを測っておきたかったというところです。きちんとしたスピーキングテストを受けずに自分のスピーキングスキルが上がっているかどうかを判断するのは、結局感覚的なものになってしまうなと思いまして。なので今回はトレーニングを始める前のものとして受験したつもりでした。

テストは予めネットで申し込んで、指定の日時に電話をかけるだけです。10問の質問が日本語・英語で読まれるので、制限時間の45秒内になるべく沢山話していきます。

出題された問題

録音していた訳ではないので記憶もあやふやですが、以下のような問題が出ました。

  • 夏は好きですか。
  • 好きな俳優について教えてください。
  • 直近で家族と出かけた思い出について教えてください。
  • あなたの知っているホテルについて教えてください。
  • ひとり旅は好きですか。
  • 花火の思い出を教えてください。
  • 兄弟がいるのと一人っ子ではどちらの方がいいですか。
  • オリンピックとは何か説明してください。

たまたまだと思いますが、「旅」や「家族」にまつわる質問が多かったです。ネットで検索するともっと答えにくそうな突飛な質問が出てくるので、それなりに簡単な問題が出た方なのではないかと思いますが、私には十分難しく、テンパり続けた10分間でした。^^;

今回の内容ですと、オンライン英会話でもトレーニングできそうなテーマが多かったので、普段からフリートークされている方は気負わずに受けられるのではと感じました。

受験結果

受験から2週間程度で結果が出ました。結果は9段階中のレベル5、得点は555/995でした。正直、散々な結果で良くてレベル4だろうな…という確信があったので、自分でもびっくりしました。海外出張へ行けるレベルだそう。(実際全然行ける気はしませんが…笑)レベル4が日本人に一番多いので、その1つ上のレベルということでとても嬉しかったです。

結果の報告書が見られるようになったのは、結果が開示される日の朝9時過ぎにメールで通知がきてからでした。PDF4枚の報告書で、現状できること、自分の強み・弱み、オススメのトレーニング方法なんかが記載されています。私の強みは言語機能(自分の意図を伝えたり理由を述べたり描写・説明する能力のことだと思います)と発音で、逆に弱みは流暢さとテキストタイプ(話の構成)でした。

DMEメソッドを7ヶ月もやっていたのに流暢さが足りないのかあ…と思いましたが、DMEでは決まった文章を繰り返すので、聞かれたことをその場で考えて言う練習をもっとしないといけないんでしょうね。テキストタイプが苦手なのも、DMEではストーリーを話したりしないので、今の私に足りない部分を的確に言い当てられている気がしました。

レベル5を取れた理由

なぜフリートークなど本格的に取り組む前からレベル5を取れたのか、自分なりに分析してみます。

もし私が1年前にスピーキングテストを受けていたら、良くてレベル3〜4、あるいはもっと下だった可能性もあります。年明けにTOEICを受験して790点を取ったのですが、スピーキングに関しては、今年のGWにDMEメソッドを始めるまで学校以外で勉強したことがなく、しかもその学生時代は英語が苦手・嫌いでした。ですから、レベル5へ上がったのは今年5月以降の英語学習のおかげだと思います。

主に何をしていたかと言うと、オンライン英会話でDMEメソッドを200回受講し、高校の英文法を復習し(40hくらい)、ボキャビルで6000語到達し、多読のためGR本を20冊以上読みました。また、英文添削サービスを使って、自分の趣味や仕事については、完璧な文法でスラスラ話せるようにしていました。この中でも、DMEと英文法の復習、あと自分について話せるネタをいくつか蓄えておいたことが特に効いた気がします。

今はレベル5の中間地点にいるので、次は海外赴任レベルのレベル6を目指して頑張っていきます。いつでも家で受けられますし、テストがあるとモチベーションが上がりますね。少しずつDMEから自由度の高い英会話へ移行して、場数を踏んでいこうと思います。