DMEメソッド Stage1-6受講記録

オンライン英会話のイングリッシュベル でDMEメソッドを受講し、BOOK1からBOOK3(Stage1~6)まで239回で完了しました。一旦DMEは卒業のつもりですが、かかった回数や得たものについて書いていきます。

受講スタイル

DMEのクラスでは、2回読まれた質問にフルセンテンスで完璧に答える、という問答以外にも、リーディング・ディクテーション・グラマーのレッスンがあります。

当初は全て受けていたのですが、Stage4の途中からはグラマーレッスンは飛ばしてもらいました。(最初はなんとなく言い出しにくかったのですが、Can I skip my grammar lesson?と申し出たところ、普通に飛ばしてもらえました)

また、先生はスムーズに言えるまで言い直させる先生を積極的に予約していました。スムーズに言えても2-3回、あるいはもっと言い直させる先生もいらっしゃるのですが、逆にそこまでスパルタな先生はあまり予約しませんでした。最初の2−3ヶ月はなかなかお気に入りの先生が増えませんでしたが、最後には9名に増え、この中で回せることが多かったです。たまの突発レッスンで初めての先生を指名するのも、緊張感があっていいんですけどね。

Stage1:28回(1-28回目)

Stage2:28回(29-56回目)

Stage3:37回(57-93回目)

Stage4:37回(94-130回目)(途中からGLを飛ばし始める)

2nd GR:17回(131-147回目)

Stage5:53回(148-200回目)

Stage6:39回(201-239回目)

2020年4月末に始めて、終わったのは2021年1月半ばでした。最後は他のオンライン英会話へ移行するためわざと減速しましたが、期間で言うと8ヶ月半程度です。基本的に休みの日は2レッスン、平日は週1−3のペースでレッスン取っていました。レッスンペースとしてはゆっくりな方ではないかと思います。

Stage3とStage4に上がったばかりの時は、センテンスの難易度の上昇を感じました。ついていけないほどではありませんが、慣れるまではレッスンの進みが落ちたように感じました。しかし全体的には、難易度の上昇はなだらかだと思います。

Stage5とStage6は、文法の難易度も上がってはいるのですが、ロングセンテンスや「Why?」と理由を聞く質問が増えたのが大変でした。

一番の山は、ボリューム的にStage5だったかなと思います。上述のとおり大変さも増したのですが、何より長いんですよね。ページ数がそれまでと段違いですので、やってもやっても終わらない気がしていました。ようやく最後までたどり着いたと思ったら、GRもその分長い。全部終わった時はかなり達成感がありました。

ちなみに2nd GRというのは、Stage1-4の総復習です。Stage4をやり切った後にStage1の単純な構文に戻ると、とても簡単に思えて、最初に触れた時よりも自分が上達した気がします。特にStage1だと絵を見ながら答える質問が多いのですが、テンポの良さも相まってこの辺のレビューはとても楽しかったです。

また、BOOK3(Stage5-6)になるとAdditional Questionというパートがあり、FoodとかCrimeとかあるジャンルに関連した質問がレビューのごとく出題されます。特にStage5は長いので、息抜き的に前に習ったセンテンスを復習することで、「意外と言えてる!」感を味わえてよかったです。

継続のコツ

挫折せずここまで来れたことに自分が一番驚いています。笑

まず始めるときに、「何があっても絶対にBOOK3(Stage6)までは続ける」と自分の中で決めました。初めからBOOK6を目標にしていると心が折れそうだったので、背伸びすれば届く目標にして、これだけは絶対にやり通すということに決めました。

土日は必ず午前中に2コマ連続でレッスンを予約します。レッスンが終わったらすぐ来週のコマを予約する感じです。平日は特に予約せず、早起きできたら・仕事が早く終わったら、突発で予約していました。そうなると平日はだらけてしまいそうなところですが、実際には日曜日から次の土曜日まで5日も空けると、次のレッスンを受けるのが辛いです。DMEを始めてから一度救急に運ばれ1週間受講できなかったことがあるのですが、久々に受けた時は口が回らず感覚を取り戻すのが大変でした…。それを考えると、土日の負担を軽くするために、予約をしていない平日も頑張って時間を作って、レッスンを受けようという気持ちになりました。また、土日の2レッスンに慣れていると、平日朝や夕方の1レッスンへのハードルは低く、継続することができました。

また、Twitterで、同じくDMEメソッド受講中の方を見つけられたのも、自分にとっては大きかったです。土日午前中の予約戦争からして受講中の方はそれなりにいるはずなのですが、受講記録をブログやTwitterで現在進行形で発信されている方は稀なのですよね…。たまたま同じタイミングで受講され、なおかつ発信している方を見つけられたのは本当に良かったです。なんだか気分の乗らない時も、他の方の受講ツイートを見て、私もペース上げて頑張らねば!とやる気を出しておりました。

Stage4+2nd GRまで終えた時点での実感

DMEメソッドを始める前と比較して、主な実感は以下のとおりでした。もちろん急激な変化はありませんでしたが、英語を口から出すことへの慣れは少しずつ感じていました。

  • 始めたばかりの頃、英会話は全くと言っていいほどできなかったので、レッスンの途中でちょっとした雑談が始まると先生の話をニコニコしながら黙って聞いているしかありませんでした。しかしStage4に上がったくらいから、少しですが、簡単な会話のラリーが続けられるようになってきました。
  • 始める前は英語で聞かれたあと、脳内で日本語に変換して理解し、さらに日本語→英語で英訳するように答えを考えて…というものすごい製造工程を経て英語を口から絞り出していました。しかし、DMEメソッドでは聞かれてから答えるまでとにかく時間がないので、質問の英語を英語のまま理解する回路が出来上がってきました。少なくともレッスン中は、脳内で英語を日本語に翻訳することがなくなっていたので、後から気づいて自分でも驚きました。英語脳と言うやつですね。
  • 聞かれたことにフルセンテンスで答えようとする癖がついてきました。前までは単語や語順もめちゃくちゃに、とにかく口から出してしまえという感じだったのですが、語順はすごく意識するようになりました。
  • 頭で考えなくても口からスッと出てくる構文が増えました。(There be構文、I'd like to〜、so〜thatなど)
  • コロケーションやリズム、英文の区切れ目を意識して、カタマリで口から出すことが増えてきました。
  • イギリス英語に詳しくなりました。イギリス英語の教科書だから当たり前かもしれませんが、個人的には思わぬ副産物でした。(想像以上にブリティッシュイングリッシュでした。同時並行で語彙制限本の多読を進めていますが、イギリス英語の作品が多いため相性が良かったです。)

実は取り組んでいる最中に1〜2ヶ月ほど、英語力の上達を全然感じられない停滞期間がありましたが、今思えばその時は仕事に忙殺されてDMEのレッスン以外の勉強をほとんどしていませんでした。上記の実感も、DMEメソッド単体でここまで成長できたということではなく、ボキャビルや多読・英文法の勉強との相乗効果だったと思います。語彙制限本にblock of flatsが出てきてDMEでめちゃくちゃ出てくるやつだ!とテンションが上がったり、文法をおさらいしている中で覚えたbe going toとwillの違いを意識しながらレッスンを受けたり、ボキャビル中に出会った見慣れない単語がDMEのキーワードとして登場したり…。

なので、DMEのレッスン「だけ」していても、もしかするとあまり上達しないかもと思いました。レッスン中のグラマーレッスンも飛ばしてますしね。とはいえ時間が無限にあるわけでもないので、配分が難しいところです。この頃はDME25%、単語35%、文法15%、多読15%、その他10%くらいの割合で勉強していまいた。

Stage6まで終えた実感

2021年1月16日、Stage6のGRを完了し、一旦DMEメソッドは卒業することにしました。もう少し自由な・双方向的な英会話で、場数を踏みたいと思ったからです。上達を実感した点としては、基本的に前項に書いたものの延長です。ですがそれらに加えて、下記2点追加しておきたいと思います。

  • 仮定法が身につきました。高校英文法の中でも仮定法は苦手なつもりだったのですが、BOOK3にも繰り返し出てきたので、頭で考えるまでもなく仮定法過去・仮定法過去完了の使い分けができるようになりました。
  • フリートークやディスカッションを始める上での良い助走になりました。英語なんて一言も話せなかった時が嘘のようです。まだまだブロークンでうまく伝えられないことだらけですが、日常英会話やちょっとしたディスカッションでまったく何も言えないということはなくなってきました。

8か月半もやっていたイングリッシュベルを卒業するのはとても寂しいですが、これからは新しく始めたネイティブキャンプで、引き続き英会話を勉強していきたいと思います。イングリッシュベル、本当に熱心な先生が多くてよかったです。週末は必ず受けていたのに、寂しくなるなあ…。